2010年11月1日

エルメスに衝撃を与えたアルノー

パリのエルメス本店
フランスを代表するデラックス産業の多くを
傘下にしているLVMHが、
ついに、エルメスの二番目に有力な株主になりました。

これまでエルメスは、アンタッチャブルと考えられていたのに、
それが突然のこの発表。
LVMH会長のベルナール・アルノーは、公に発表する直前に、
エルメス社長パトリック・トマに電話で報告したそう。
彼は地球がひっくり返ったほどの衝撃を受けたのに違いない。
何しろまったく想像もしていなかったはずなのだから。

新聞や雑誌の報道によると、
アルノーは数年前から少しずつエルメスの株を買っていて、
公表したときには、すでに17パーセントの株主。

筆頭株主は創立者のファミリーたち。
その次の株主になったのですから、
これは、もう、足元に火がついだほど重大なこと。

エルメスの有名なロゴと
オレンジのシンボルカラー
今、心配されているのは、
今後もLVMHが買い足していくのではないかということ。
今は17パーセントでも、
その内、いきなり大株主になることも考えられる。
個人の小株主もいるわけだから、
その人たちがアルノーに売らないともかぎらない。

今後どのような展開をするか、
今、大きな関心が寄せられています。

ここまできたLVMHが、介入していないデラックス産業は、
シャネルのみ。
世の中の大きな変革の時期に
さしかかっているようです。